市長所信表明 (平成19年9月議会) 市長所信表明topへ
 

  皆さん、おはようございます。
  本日ここに、9月市議会定例会が招集と相成りましたところ、議員の皆様には、公私ともにご多用のところご参集をいただき、本日から16日間の予定をもちましてご精励をいただきますことは、誠にご苦労様に存じます。
 

◆はじめに市長所信表明 (平成19年9月議会)
  初めに、去る7月29日に発生しました大雨による被害状況についてご報告申し上げます。
  当地方を襲った局地的な大雨は、大町観測所で時間雨量50ミリメートル、総雨量108ミリメートル、柱田観測所で時間雨量46ミリメートル、総雨量140ミリメートルを記録する集中豪雨となり、道路側溝の水が溢れ、床下浸水25棟、うち住家22棟、非住家3棟、土砂崩れ73か所の被害が発生いたしました。床下浸水が発生したのは、須賀川地域においては、森宿地内など7地区で15棟、岩瀬地域においては今泉地内など3地区で10棟であります。罹災者は、22世帯73人であります。
  市道の土砂崩れなどは16か所で、うち須賀川地域11か所、長沼地域1か所、岩瀬地域4か所であります。農道の路肩崩落など57か所で、うち須賀川地域18 か所、長沼地域9か所、岩瀬地域30か所であります。 
  農作物については、キュウリ及びテッポウユリなど、66アールに被害が発生し、その被害額は289万円余となっております。
  また、去る8月20日に発生いたしました集中豪雨は、大町観測所で時間雨量16ミリメートルでありましたが、短時間における局地的な豪雨により、道路側溝の水が溢れ、妙見及び並木町地内において、床下浸水8棟、うち住家7棟、非住家1棟の被害が発生いたしました。罹災人員は、7世帯19人となっております。
  床下浸水の被害に遭った家屋については、それぞれ翌日に防疫消毒を実施したところであります。
  被災されました皆様に対して、衷心よりお見舞いを申し上げます。
 

  なお、台風9号が今後東日本に上陸し、明朝当地方などを通過する予報となっております。現在、被害は発生しておりませんが、防災対策に万全を期して参る考えであります。

  さて、今期定例会におきましては、ただいま一括議題となりました平成19年度一般会計補正予算をはじめ、議案6件、報告2件につきまして、ご審議をいただくこととなりますが、提出議案などの説明に先立ちまして、6月市議会定例会後における市政当面の主な事項について申し上げます。
 

◆デマンド型乗り合いタクシーの試験運行について

  初めに、高齢者や障がいをもつ方など交通弱者の方々が、目的地に出かけやすくするデマンド型乗り合いタクシーの試験運行についてであります。
  今月3日から3か月間、「向陽町・季の郷」、「長沼・岩瀬の各ニュータウン」及び「浜尾・下小山田・上小山田の一部」の3地域と中心市街地を結ぶ路線の試験運行を開始したところであります。
  これまで、対象地域住民への説明会をはじめ、市広報やホームページ、地元新聞などを通じ、その実施について周知をしてきたところ、利用登録者は9月5日現在で、222世帯、585人を数えております。
  なお、9月3日・4日及び5日、3日間の利用者数は19人であります。
  この試験運行の利用状況や利用者の声などを検証した後、関係行政機関や事業者との協議を踏まえて、本格運行を検討して参る考えであります。

 

◆須賀川テクニカルリサーチガーデンへの企業誘致について
  須賀川テクニカルリサーチガーデンへの企業誘致については、新たに5社目として、去る8月6日に、郡山市に本社をもつ有限会社イシイテックと土地売買契約を締結したところであります。
  この結果、企業の立地状況は、全体16.4へクタールのうち、10.4ヘクタールとなり、分譲率は63パーセントであります。
  イシイテックは、熟練した技術力を生かして、産業用機械をはじめ各種工作機械などの製造を行い、また、代表取締役が本市出身であることから、地元産業の振興に寄与したいとの意向を持ち、本年11月までに新工場を完成することとしております。
  今後とも、同用地の立地条件や、良質な労働力が提供できる優位性をアピールして、企業誘致に取り組んで参る考えであります。

 

◆福島空港について
  福島空港については、本空港がもつ、首都圏に近接していることや、空域が広いなどの地理的優位性が評価され、有限会社アルファーアビエィション及び法政大学が、本空港を利活用して、操縦士免許取得のための飛行訓練事業を実施することとなり、去る8月23日、有限会社アルファーアビエィションが、航空機格納庫の建設に着手したところであります。
  事業概要は、アルファーアビエィションにおいては、自家用及び事業用操縦士並びに計器飛行証明の免許取得の訓練を行うこととし、訓練生は24名程度であります。法政大学においては、履修期間4年の理工学部機械工学科に、各学年30名定員の航空機操縦学専修・自家用操縦士課程及び大学院2年間に事業用操縦士・計器飛行訓練課程を開設する予定であります。
  これらパイロット養成基地としての動きは、福島空港の施設の有効活用や地元への経済効果、知名度向上など、様々な効果が考えられ、福島空港の利活用促進にも結びつくものと 大いに期待をしているところであります。

 

◆農業の概況について
  農業の概況については、去る6月6日に大東地区及び8月6日には前田川地区において、降雹があり、キュウリや梨をはじめとする野菜・果樹など、約23ヘクタールにおいて、3,218万円余の被害が発生したところであります。県中農林事務所須賀川農業普及所をはじめ、関係機関と連携し、病害虫予防などの対策を講じ、樹草勢回復に努めているところであります。
  水稲の作柄については、8月1日の梅雨明け以降の天候回復により、出穂期は平年に比べ3日程度の遅れとなっております。福島農政事務所郡山統計・情報センターが、去る8月30日に公表しました8月15日現在における福島県内の「平成19年産水稲の作柄概況」によりますと、本市を含む中通り地域は、7月に気温の低下や日照不足が見られたものの、8月の気温が平年を上回って推移したことなどから、作況指数が「平年並み」となっております。
  キュウリをはじめとする夏秋野菜については、梅雨明け以降気温の高い日が続いたことから、水分不足などの影響を受け、前年に比べ生産量は約1割減となりましたが、市場単価は2割程度高くなったことから、ほぼ昨年並みの売上げを確保しているところであります。

  人事案件 (略)

  平成19年9月6日

                                           須賀川市長 相楽 新平

 

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